骨董品とは、年代物の美術品や工芸品のことを指し、収集価値があるものとされています。掛軸は、主に東アジアの美術品であり、書画や刺繍などの作品を縦長の布や紙に貼り付け、両端に軸を取り付けて、壁に掛けて展示するものです。

掛軸は中国で始まり、後に日本や朝鮮半島にも広まりました。日本では、特に室町時代から江戸時代にかけて、茶道や書画の文化が栄え、掛軸が盛んに作られました。日本の掛軸は、絵画や書道の作品だけでなく、詩や俳句、名言などが揮毫されたものもあります。
掛軸の歴史
掛軸は、もともと中国で始まり、唐代(618-907年)に成立しました。その後、日本に伝わり、平安時代(794-1185年)にはすでに存在していましたが、室町時代(1336-1573年)から江戸時代(1603-1868年)にかけて、日本独自の掛軸文化が発展しました。また、日本の茶道や禅の影響を受けて、掛軸は精神性や美意識の表現としても重要視されるようになりました。
掛軸の種類
書: 書道が描かれた掛軸で、漢字や仮名の筆跡が美しいものが評価されます。

絵画: 美術作品が描かれた掛軸で、日本画や水墨画などさまざまな技法があります。

詩文: 和歌や俳句、詩などが描かれた掛軸で、詩の内容や筆跡が鑑賞のポイントです。

寺院用: 仏教寺院で使用される掛軸で、仏画や経文が描かれています。

掛軸に描かれる主題
掛軸に描かれる主題は多岐にわたります。
人物画: 歴史上の人物や仏像、神仏などが描かれています。

風景画: 名所や四季折々の風景が描かれています。

花鳥画: 花や鳥を題材とした作品で、四季の移ろいを感じさせます。

動物画: 獣や魚などの動物が描かれています。

著名な掛軸作家
掛け軸は、作家や表具に仕立て方によって雰囲気が大きく変わってきます。
- 伝統的な作家: 雪舟、尾形光琳、狩野派、松花堂昭乗など
- 近現代の作家: 横山大観、竹久夢二、平山郁夫、濱田庄司など
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